銀座の喧騒と「待つ時間」の愉悦
夕暮れ時の銀座。三越前のライオン像のあたりは、家路を急ぐビジネスマンと、これから夜の帳に繰り出そうとする人々が交錯し、独特の熱気を帯びている。
私はいつもの待ち合わせ場所に立ち、愛用の時計に目をおくる。
約束の5分前。この「待つ」という時間も、交際クラブでの出会いにおいては一つの醍醐味であるがある意味恐怖でもある。来ないかもしれないという不安がよぎるのだ。
でも今回の女性は既に二回目だ。
相手がどんな表情で現れるのか、前回の印象とどう変わっているのか。58年生きてきても、この胸の高鳴りだけは色褪せることがない。
私シゾンの58歳という年齢は、人生の折り返し地点をとうに過ぎ、残された時間を意識せざるを得ない年頃である。自分で言うのもなんだが、謳歌したいとは思っている。
仕事での責任、社会的な立場、そして家庭(妻)という安らぎの場を失った喪失感。それらを一瞬でも忘れさせてくれるのが、こうした交際クラブ(主にユニバース倶楽部)で出会う若い女性との刹那的な、しかし真剣な交流である。私は自身の身なりを整え直し、彼女の登場を待っていた。
プラチナクラス24歳、受付嬢・琴葉さんとの再会

今回の相手は、琴葉さん。24歳。
職業は、誰もが知る企業の受付嬢だ。
初回の顔合わせでの彼女の印象を一言で表すなら、混じりけのない清楚だった。 派手なネイルも、主張の強いブランドロゴもない。落ち着いた色味のアンサンブルに、膝丈のプリーツスカート。言葉遣いはどこまでも丁寧で、視線を合わせると少しだけ頬を染めてはにかむ。その姿は、今の刹那的な時代には珍しいほどの古風な美しさを纏っていた。
彼女はいわゆる交際タイプB2。 初回は互いの相性を確かめるための食事のみだが、二回目以降であれば、互いの合意のもとで大人の関係を前提とした交際を許容するタイプだ。プラチナクラスという高いハードルを越えてきたその美貌と、それ以上に惹きつけられる奥ゆかしさ。
私は前回の初セッティングの際にはいつものように心ばかりの洋菓子を彼女に手渡した。
彼女の繊細なイメージに合わせ、銀座の老舗が作る、上品な甘さの詰め合わせだ。
最後に彼女が差し出した手は握手を求めていた。
「またお会いできたら嬉しいです」
控えめに、けれどもしっかりと私の目を見てそう言った彼女の姿が、数日間、仕事中もふとした瞬間に脳裏をよぎった。彼女のあの澄んだ瞳の奥には、一体どんな感情が隠されているのだろうか。そんな58歳のオッサンが気持ち悪い想像をしてしまうほど気になる存在にまでなった。
時計の針が約束の時間を指したその時、人混みの向こうから一際目を引く透明感を持った女性が歩いてきた。 今日の彼女は、淡いベージュのワンピースに、柔らかい素材のカーディガンを羽織っている。夜の銀座の喧騒の中で、そこだけ空気が澄んでいるかのような錯覚を覚えるほどの清潔感だ。
「お久しぶりです、●●さん」
再会の喜びが、彼女の柔らかな笑顔から伝わってくる。
その笑顔には、初めて会った時のような緊張感は薄れ、どこか私を信頼してくれているような安らぎが混じっていた。
手渡された「返礼」に隠された、意外な観察眼
挨拶を済ませ、店へ向かおうとした時、彼女が少し緊張した面持ちでバッグから小さな包みを取り出した。淡いブルーのリボンがかかった、手のひらサイズの箱だ。
「これ……前回の御礼です。大したものではないんですけど、●●さんに使ってほしくて」
不意を突かれた。 こちらが渡した菓子への返礼だろうが、わざわざ事前に私のために品物を選び、用意してくれたそのプロセスを思うと、58歳の心に温かな灯がともるようだった。
これまでの経験上、返礼を用意してくれる女性はそこまで多くはない。
それも、私の好みを反映したような、押し付けがましくない品物。 受け取って中を確認すると、そこには海外ブランドのメンズ用ハンドクリームが入っていた。シダーウッドとサンダルウッドが微かに漂う、洗練された大人の逸品だ。
「あの日、最後に握手していただいたとき、少しだけ、手がカサついているような気がして。余計なお世話だったらごめんなさい。でも、お仕事でお忙しいのかなって、気になってしまって」
彼女は少し顔を赤らめて、視線を足元に落とした。
前回の別れ際、一瞬だけ触れ合った私の手。そのわずかな感触を、彼女は一週間近く経っても覚えていたのだ。 受付嬢という職業柄、人の所作や指先のケアには敏感なのかもしれない。
だが、それ以上にこの「手のカサつき」という、自分でも気づかないような微細な変化に気づき、それをケアしようとする彼女の献身的な姿勢に、私は「理想の女性像」を見た気がした。
亡き妻の影と、琴葉さんの「静かな観察眼」
私は、このハンドクリームを手に取りながら、亡くなった妻のことを思い出していた。
私の妻は、私の5歳年下だった。2023年に50歳という若さで逝去した。
彼女もまた、私の体調や変化に誰よりも早く気づく人だった。
「最近、少し疲れてるんじゃない?」
そんな何気ない一言に、私はどれほど救われてきただろうか。 琴葉さんの持つその「静かな観察眼」は、単なるマナーを超えた、何か深い愛情のようなものさえ感じさせた。それは喪失感を抱えて生きる私にとって、あまりにも甘美で、残酷なほど魅力的な贈り物だった。
「ありがとうございます。大切に使わせてもらいますね。ちょうど、今の季節は乾燥が気になっていたところなんです」
私は彼女をエスコートし、予約していた和食店へと歩き出した。 並んで歩く彼女からは、石鹸のような、どこまでも清潔な香りが漂ってくる。
彼女の横顔を盗み見ると、街灯の光を反射して、長い睫毛が美しい影を落としていた。その清楚な立ち振る舞いは、銀座の高級な空気に見事に溶け込んでいる。
嵐の前の静けさ:58歳の私が気づかなかった「違和感」
だが、この時の私は、まだ何も分かっていなかった。
ハンドクリームが必要なほどカサついていた私の手が、数時間後には別の理由で、激しく震えることになるなど。 そして、その潤いを与えてくれるはずの彼女が、実はとんでもない渇きを内に秘めた人物であるという事を知る由もなかった。
「シゾンさん、今日のお店、楽しみにしていました。和食、大好きなんです」
彼女の声はどこまでも慎ましやかだ。 しかし、私の腕に添えられた彼女の指先が、ほんの一瞬だけ、服の生地越しに肌を強く掴んだような気がした。それは、清楚な仮面の下で、何かが目覚める合図だったのかもしれない。彼女の指先に込められた微かな熱。それが何を意味するのか、その時の私には知る由もなかった。
店までの短い道のり。私は彼女との会話を楽しみながらも、言葉の端々に潜む「違和感」を無意識に探していた。
「お酒は、お強いんですか?」
と尋ねると、
「少しだけ……でも、酔うとどうなるか自分でも怖くて。普段抑えているものが出てきちゃうというか」
と彼女はいたずらっぽく笑った。その時の瞳の奥に宿った、獲物を狙うような鋭い光。
それを当時の私は、ただの冗談だと思い込んでいた。
「おとなしそうな子ほど、実はお酒が強かったりしますからね」
なんて、ありきたりな返しをして笑っていた自分を、今の私は鼻で笑うしかない。
期待と不安が交錯する銀座の夜
銀座の夜は、欲望と理性が絶妙なバランスで保たれている。 高級車が列をなし、着飾った男女が高級店へと消えていく。その光景は、一見華やかではあるが、その裏側には計り知れない人間ドラマが隠されている。私はこれまで、多くの女性と出会い、多くの夜を過ごしてきた。だが、今回の琴葉さんとの夜は、これまでのどれとも違う予感に満ちていた。
彼女の歩幅に合わせて、ゆっくりと歩く。 彼女の肩が、時折私の腕に触れる。その度に、自分の中にまだこれほどの熱が残っていたのかと驚かされる。
58歳という年齢は、性的には衰えを感じ始める時期かもしれない。しかし、精神的な充足感と、未知の魅力を持つ女性への好奇心は、むしろ若かりし頃よりも研ぎ澄まされているように思う。
彼女は時折、立ち並ぶブティックのショーウィンドウを眺めては、「綺麗ですね」と呟く。その横顔には、24歳らしい無邪気さが宿っている。この無垢な魂を、私が汚してしまってもいいのだろうか。そんな身勝手な罪悪感さえ、私の興奮を加速させる燃料になっていた。
と小難しい気持ちになっていることも後悔することがこの後起きるのであった
静謐な和食店へ。剥がれ落ちる「清楚」のヴェール
銀座の裏通りにある、隠れ家のような和食店の暖簾をくぐる。 そこは、都会の喧騒から切り離された別世界だ。 白木のカウンターが美しい、静謐な空間。職人が一本一本丁寧に扱う包丁の音が、心地よいリズムとなって響いている。
私たちは、予約していた奥の静かな席へと案内された。 柔らかな照明が、彼女の白い肌をより一層美しく照らし出す。 ここで、彼女の本当の姿が少しずつ剥がれ落ちていくことになる。 上品にメニューを眺め、控えめに日本酒を注文する彼女。その指先には、私がプレゼントしたハンドクリーム……ではなく、彼女が私にくれた「気遣い」の残香が漂っているような気がした。
だが、この落ち着いた空間が、やがて彼女の野性を解放する檻となることに、私はまだ気づいていなかった。 58歳の私が体験する、人生最大の衝撃。 生命の危険すら感じるほどの、激しい嵐。 その序章は、この静かな乾杯から始まったのだ。
「●●さん、改めて……今夜はよろしくお願いします」
彼女がグラスを掲げる。その瞳は、先ほどまでとは明らかに違う、深い熱を帯びた私を射抜いていた。 嵐の前の静けさは、この瞬間に終わった…。
(第二話へ続く)
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