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ユニバース倶楽部ブラッククラスのゴルフ女子「愛華」と過ごすデート【第2話】

高級イタリアンの個室で一緒に食事してる女性が、不敵な笑みを浮かべながらこちらを見ている
UC初対面デートユニバース倶楽部

前回までのあらすじ

静寂の個室に響く、完璧な淑女の足音

西麻布の隠れ家イタリアン。2月初旬の刺すような寒さを忘れさせるほど、個室の中は温かな期待感に満ちていた。扉を開けて現れた愛華さんは、動画で見た以上の透明感を放っていた。

「はじめまして、シゾンさん。本日はお誘いいただき、本当にありがとうございます。」

彼女は深々と頭を下げ、完璧な角度で椅子に腰を下ろした。
コートの下から現れたのは、タイトなニットのセットアップ。160cm、49kgという数字が、これほどまでに説得力を持つものか。
Eカップの豊かな曲線が、計算されたシルエットとなって私の視線を奪う。

ユニバース倶楽部のブラッククラスという場所には、容姿端麗な女性は星の数ほどいる。しかし、彼女が纏っているオーラは、どこか他の女性たちとは一線を画していた。っていうのを毎度言ってる気がしているが…

それは、彼女が「自分」という芯をしっかりと持っているからだと、この時の私はまだ気づいていなかった。

共通言語「ゴルフ」が解く、心の警戒心

私たちは、冷えたシャンパンで乾杯を交わした。会話の糸口は、やはり共通の趣味であるゴルフだ。
お酒は結構強くて飲める方だということだ。

「愛華さん、スコア87というのは驚きました。女性でそのレベルに達するのは並大抵のことじゃない。どんな練習をしているんですか?」

私の問いに対し、彼女は少し照れたような、それでいて誇らしげな笑みを浮かべた。

「父が厳しかったんです。物心がつく前から練習場に連れて行かれて、基礎だけは叩き込まれました。でも、今は純粋にゴルフが好きなんです。冬の枯れた芝の上で、どうやってボールを止めるか考えるのが楽しくて。」

彼女の口から出た「枯れた芝」というワードに、私は思わず身を乗り出した。これは本物だ。

アプリで出会う自称ゴルフ女子が語る「ウェアが可愛い」といった浮ついた話ではない。戦略と技術を愛する、真のアスリートの視点そのものであった。

次第に会話は熱を帯び、私はいつの間にか、経営者としての持論をゴルフに例えて熱弁していた。

「ゴルフも経営も、結局は自分との戦いだと思ってるんです。例えばちょっとしたミスをした後に、どうリカバリーするか。そこで人間の器が決まるんじゃないかっておもってるんです。」

普段、キャバクラや接待の場でこうした話をすれば、女性たちは「さすがシゾンさん!」「勉強になります!」と、テンプレート通りの称賛を返してくる。私は無意識のうちに、彼女からもその返答を期待していたのかもしれない。

「それ、本気で言ってます?」豹変した愛華さんの本質

高級イタリアンの個室で一緒に食事してる女性が、不敵な笑みを浮かべながらこちらを見ている

しかし、返ってきたのは、予想だにしない一言だった。

「なんか…●●さんって、意外と可愛いところありますね。」

彼女はグラスをテーブルに置き、少し首を傾げて私を見つめた。
完璧だった敬語の壁が、一瞬で消え去ったのを感じた。

「え?」

「今の話。すごく立派なこと言ってるけど、結局は自分をカッコよく見せたいだけじゃないですか? さっきからリカバリーがどうこうって、シゾンさん、本当はミスショットした時、めちゃくちゃ不機嫌になりそう。」

私は言葉を失った。30歳以上も年下の、しかも初対面の女性に、ここまで核心を突かれたことは一度もない。
普通なら、ここで不快感を覚えるはずだ。しかし、彼女の瞳には悪意が微塵もなく、むしろ親しい友人を揶揄うような、純粋な好奇心が宿っていた。

「ユニバース倶楽部のスタッフさんから聞きました。年齢差関係なくツッコミが鋭いって。でも、まさか会って20分でこれとは。恐れ入りました」

「あ、怒っちゃいました? でも、私、嘘つくの嫌いなんです。」
続けて彼女はこういった。
「●●さんみたいな成功してる人は、周りにイエスマンしかいないでしょ? だから、たまにはこういうのも新鮮かと思って。」

彼女は悪戯っぽく言った。その瞬間、私の中にあった「経営者としての鎧」が、音を立てて崩れ落ちたのが解る。こういうプロセスというのが交際クラブの醍醐味である。
何とも言えない心地よい敗北感。

これこそが、金銭を介した出会いでは決して得られない、人間対人間の真剣勝負が生み出す快感だった。

虚飾の夜に別れを告げる、真の社交の価値

その後の時間は、まさに丁々発止のやり取りだった。彼女は私のゴルフの癖(私が自覚していなかったものまで)を推測し、笑い飛ばし、時には

「次は私が教えてあげますよ」

と不敵に笑う。

これまでの風●や、名前ばかりの「投資恋愛」では、相手は常に私の顔色を伺っていた。私は王様として振る舞うことができたが、そこには魂の触れ合いなど存在しなかった。

しかし、愛華さんは違う。

彼女は、私の肩書きも資産も、ただの「付加情報」としてしか見ていない。
一人の男として、一人のゴルファーとして対峙してくるのだ。

ユニバース倶楽部のブラッククラスというフィルターを通すことで、こうした「知性と度胸」を兼ね備えた女性に、安全かつ確実に出会うことができる。

「●●さん、シャンパン空いちゃいましたね。次はどうします? もっと私のツッコミ、聞きたいですか?」

彼女の挑発的な笑みに、私は迷わず赤ワインのボトルをオーダーした。
寒い西麻布の夜はまだ始まったばかりである。
そして、彼女との物語は、この場所だけでは終わらないという予感があった。

(第3話に続く)

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