美紀さんからタクシー内で衝撃的な話をされる。
タクシーもエアコンが利いて凄く涼しい。安心感がある。
運転手さんが最後に乗り込んだシゾンに対して、「占めますが大丈夫ですか?」と言われたので。
あ、すいません。大丈夫です。
と答えると、自動でドアが閉まる。
あぁ、このタクシーは、東京オリンピックの名残かと思う。
美「あ、そうだ●●さん。」
シ「ん?どうした?」
美「こんなタクシーで話すことじゃないですけど。。。」
シ「うん…」
とんでもない質問をしてくる美紀さん
美「あの…、年収ってどれくらいなんですか?」
シ「タクシーじゃなくても、聞くことじゃないこと今凄い聞いてる!」
なんか潔く聞いてくるところが何とも愛おしい。
なんだこの潔さは。ツッコミもすんなり通るじゃないか。
もう、何だろう、普通じゃない環境で、府鬱じゃないタイミングで、普通に聞いてくるこのヤバさに爆笑してしまって思わず…
シ「運転手さん聞いてました?」
運「はい、聞きたくなくても聞こえてます。聞いてました。」
シ「すべてのタイミングが素晴らしくないですか?」
運「もうね、お笑いは疎いですけど、正直、何故このタイミングなのか…」
とどんな顔をしてるのかなと思って、美紀さんを見ると
美紀さんは…引くくらいのどや顔。
美紀さんはどうしても知りたくなっていた
年収から、月収。月収を求めた上でいくら私に払ってくれるんだろう?という意味であろう。
シ「なんかね、凄い聞いてくるね」
美「気になります。」
シ「どれだけ、貢いでくれるの?ってことかな?」
美「ん~、話すと長くなるんですけども」
過去、美紀さんにはパパがいた。
当時の継続していたパパは、基本的に定期的に貰える人だったのだが…
あることで、そのパパ自身が事業がうまくいかなくなり、結果そのパパの会社倒産し借金を抱えてしまったとのこと。
その、事業がおかしくなったのが…コロナである。
当時ある一定の業界は、経済のあおりを受けて倒産する会社が後を絶たなかった。
美紀さん自身、パパを失ったのも、コロナの影響を受けてしまったというわけだ。
だから…気になるのは仕方ない。
耳元で自分の年収を伝える
美紀さんは、安心したように
美「●●さん、今日はいっぱい楽しみましょうね」
シ「楽しめるかい…w」
と、運転手さんも笑いをこらえて、三人とも笑いをこらえていた。
料金を運転手さんに渡して、予約していたお店に到着した。
美紀さんの隠れた経歴を知り、個人的には楽しむことをその時のシゾンはわかっていなかった。
最終話に続く
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